加藤馨経営研究所について
当研究所は、ケーズデンキ創業者である加藤馨氏の創業精神を研究。加藤馨氏、加藤修一氏が二代にわたって築き上げて来た「がんばらない経営」を正しく理解し、世の中に広めることを目的とする会社です。
戦後、加藤馨氏が昭和22年に茨城県水戸市元台町にラジオを修理する加藤電機商会を設立しました。そして、昭和25年9月に水戸市根積町(現在の柳町)の土地を取得します。回顧録では「根積町に宅地の売り物が有って現在加藤ビルが建ってる場所を坪1,300×64坪を83,000円で昭和25年9月19日に‥‥買いました。当時はこの代金を払うのに全部の預貯金を集めてやっと支払いました。‥‥何とかこの土地を買う事が出来て私の事業の発展の第一歩になったのです。」と記されています。
根積町のこの土地に、多額の借金をして住宅12坪店舗6坪計18坪の平屋建を建て移転します。この店舗は、途中建て替えなども経て、その後水戸を中心に多店舗展開をスタートするまで、長年「柳町本店」として本社機能を有していました。その後、閉店しましたが、この建物の3階で加藤馨氏は経営を退いてからも、2階を事務所として利用されていました。
その加藤馨氏の事務所を引き継いで加藤馨経営研究所はスタートしました。ケーズデンキの創業精神を知るための資料も事務所には数多く残されています。今後は、この研究所から、会社を大きく成長させた「がんばらない経営」という創業精神について発信していきます。