会社の歴史
「生産性向上」の考えを引き継ぐ
加藤修一氏が、創業者・加藤馨氏からカトーデンキ(現ケーズHD)社長の座を任されたのは1982(昭和57)年。3月20日の朝に事務所に顔を出すと、加藤馨氏に「明日からお前が社長をやりなさい」と切り出されます。この時、加藤馨氏は64歳、加藤修一氏は35歳。いずれは引き継ぐものと心の準備はできていたので「…
加藤馨氏の真実を見極める力
あけましておめでとうございます。加藤馨経営研究所も今週仕事始めとなりました。2021年もコロナ禍はなかなか収まる兆しが見えず、不確実性の高い状況が続いていますが、当研究所では、どんな状況でもぶれることない「がんばらない経営」の考え方を研究し、伝えていきたいと考えております。どうぞ今後ともよろしくお願…
バブル崩壊後の深刻な家電不況をどう乗り越えたか?
私がかつて編集長を務めていた「IT&家電ビジネス」の前身である「家電ビジネス」の古い記事、1992年(平成4年)8月号の特集記事があります。バブル崩壊により消費マインドが冷え込み、家電業界も深刻な販売不振に陥りました。その頃の記事です。「特別企画 家電不況――いま、何をすべきか “甘えの構造…
社員のためになるようにすれば会社は成長する
カトーデンキがNEBA(日本電気大型店協会)に加盟したのは1980年。NEBAが発足したのは1972年ですが、当時のカトーデンキの年商は2億円前後。水戸市城南2丁目に「駅南店」を開店し、チェーン展開を始めたものの、NEBA加盟条件である年商10億円以上をクリアできていないため、声がかかりませんでした…