経営戦略

「駆け出し時代」の失敗談 経営戦略

「駆け出し時代」の失敗談

本日、連載企画「『がんばらない経営』を学ぶ」の新着記事をアップしました。「がんばらない経営の基礎② 経営者に求められること」という内容です。 https://ryutsu-biz.com/kato-keiei/gambaranai 私が業界誌記者で流通各社を取材したり、あるいは証券会社との情報交換、…
64期連続増収を実現した思考 経営戦略

64期連続増収を実現した思考

昭和22年3月に開業した加藤電機商会は、その後「カトーデンキ」「ケーズデンキ」と看板を変えました。創業者の加藤馨氏から、2代目社長の長男・修一氏に社長を引き継いだのは1982年3月、馨氏64歳、修一氏35歳の時のことです。そして、その加藤修一氏が会長に退いたのは2011年6月。2代にわたり、ケーズデ…
出店支えたドミナント戦略 経営戦略

出店支えたドミナント戦略

戦後の流通企業の成長において、大きな役割を果たしたのが渥美俊一氏の掲げたチェーンストア理論です。渥美氏は、米国式チェーンストアの経営手法を学ぶとともに、チェーンストア理論に基づく流通企業経営を普及すべく、1962年からチェーンストア経営の研究団体「ペガサスクラブ」を主宰しました。チェーンストア理論を…
「がんばらない」から余裕が生まれる 経営戦略

「がんばらない」から余裕が生まれる

「顧客満足を高めるのは“人の力”」でも書きましたが、社員が余裕をもって働けなければ、お客様に「親切」を徹底できません。結果は、その場その場の売上金額ではなく、将来に向けてどれだけお客様の購入につなげられるか、つまり「種まき」ができるかが大切と説明しました。将来の売上をしっかり種まきすることで、無理せ…
顧客満足度を高めるのは“人の力” 経営戦略

顧客満足度を高めるのは“人の力”

日経ビジネスが以前実施していた「アフターサービス満足度ランキング」の家電量販店部門で5年連続で日本一に選ばれました。筆者は、この詳細データを調べたことがあります。購入した詳細データで、ユーザー個々の各企業に対するコメントを見ていて、ケーズデンキで特に強く感じたのが「現場力」です。印象に残ったのが、以…
お客様のための「本当の親切」を考える 経営戦略

お客様のための「本当の親切」を考える

多くのサービス・小売業が「お客様第一」を掲げ、「親切」を標ぼうしています。自社店舗の強みを「親切」と語る企業も少なくありませんが、「親切」は競合との差別化になりうるのでしょうか?  家電を例にあげるなら、昔秋葉原などの電気街にあった「バッタ屋」は親切ではありませんでした。売りが「安さ」だけなので、サ…
がんばらない=能率を上げる 経営戦略

がんばらない=能率を上げる

今流通企業で働いている人が、加藤馨氏の経営思想、創業精神を知ろうとしても、ケーズデンキの古い社内報のほかには、ほんの一部の新聞・雑誌記事が残されているのみです。ほかには、加藤馨氏に直接取材したジャーナリストの立石泰則さんが執筆された「戦争体験と経営者」などの書籍、あるいは加藤修一氏の著書や発言で加藤…