研究所メンバー

アウトレット店の失敗を振り返る 会社の歴史

アウトレット店の失敗を振り返る

先日古い社内報や、家電流通史の書籍を広げて調べていたところ、加藤修一氏が資料を見て「そういえばアウトレットセンターってあったね。これを見るまですっかり忘れてた」と笑っていました。アウトレットセンターはいわゆる型落ち商品や在庫処分品を集めた店舗で、カトーデンキでは1993年5月28日に「勝田アウトレッ…
修理や配送は自前化すべきか? 市場分析

修理や配送は自前化すべきか?

記事へのコメント投稿で、以下のようなご質問をいただきました。 家電販売の場合、販売後の配送・据え付け工事・アフターサービス等は必須条件と思われますが、企業により対応策は異なっています。そこでケーズデンキが自前で行わない理由は何故か、コストを含め事故リスクをヘッジするのに必要な施策なのか、又は他にどの…
「父・加藤馨氏から学んだこと 第1回」を掲載しました 活動報告

「父・加藤馨氏から学んだこと 第1回」を掲載しました

久々のインタビュー記事となりますが、連載「『がんばらない経営』を学ぶ」に新記事を掲載しました。今回は「父・加藤馨氏から学んだこと」の第1回となります。 先日7月6日に、かつてカトーデンキの駅南本店があった場所で、ケーズホールディングス新社屋を建設するための地鎮祭が行われました。加藤修一氏ももちろん式…
水戸から始まった北関東家電戦争 家電流通史

水戸から始まった北関東家電戦争

1987(昭和62)年5月に、ケーズデンキ(当時はカトーデンキ)は栃木県宇都宮市に初の県外出店を果たします。前年にコジマがケーズデンキの本拠地である水戸市に出店したことに対抗するためでした。当時の年商はようやく100億円に届こうかという状況で、野心的に県外進出を図る意図はまだありませんでした。ケーズ…
手帳にみる「がんばらない経営」の土台 会社の歴史

手帳にみる「がんばらない経営」の土台

2020年11月19日に掲載した「社員のためになるようにすれば会社は成長する」の記事で、従業員が会社を辞めて独立することなく、定年まで働けば一財産を築けるような会社にしようと考え、株式会社カトーデンキを分割して新たに「株式会社カトーデンキ販売」を設立し、社員も役員も会社の株式を持つようにしたというエ…
古い写真の修整 活動報告

古い写真の修整

最近は連載のみならず、当ページの記事の掲載も滞ってしまい、申し訳ありません。記事掲載は遅れていますが、研究所としての活動はこれまでどおり着実に進んでいます。 そんな中、研究所での取り組みの一端として、前回、古い写真の整理を紹介しました。残念ながら、古い写真の場合、傷や折り目がついてしまっていたり、あ…
創業期の写真整理 創業期

創業期の写真整理

当研究所において、古い資料の整理も重要な仕事です。戦時中~創業期の写真だけでもかなりの量があります。背景や人物などを比較しながら分類します。加藤修一氏が子供だった頃の写真は風景、あるいは創業当時の社員の顔などを加藤修一氏に確認してもらいながら撮影時期や撮影場所を特定しています。 加藤馨氏の回顧録に以…
加藤馨氏の「正しい人生」 会社の歴史

加藤馨氏の「正しい人生」

1997年に開催されたカトーデンキ創業50周年の創業祭の席、加藤馨名誉会長(当時)が挨拶をした時の原稿が残されています。「50周年というと、なんだ50年かと考えがちですが、これはかなり長い期間で人生の大半に相当します」と語り、戦後創業した当時の経緯を話し、戦争という時代を「当時の日本国民はには国政に…
連載第6回を掲載しました 活動報告

連載第6回を掲載しました

先週はお休みとなりましたが、連載「『がんばらない経営』を学ぶ」に新しい記事をアップしました。今回のテーマは『好奇心』です。子供のころから好奇心のかたまりだった加藤修一氏。新入社員を迎える4月に新入社員に向けて「好奇心を持つことで仕事が楽しくなり、人生も充実する」と話します。インタビューを行い、後日記…
馨氏の戦争体験 会社の歴史

馨氏の戦争体験

ケーズデンキの前身は、カトーデンキ、さらにさかのぼれば「有限会社加藤電機商会」です。昭和22(1947)年に水戸市元台町で加藤馨氏がラジオ修理店を開業し、昭和26(1951)年7月1日から今の柳町事務所がある場所、当時の根積町562-4に移転オープンしてから業績が拡大し、昭和30(1955)年10月…