「がんばらない経営」の創業精神を学ぶ
生産性の向上とは? 会社の歴史

生産性の向上とは?

カトーデンキ(現ケーズHD)の古い社内報があります。1989年(昭和64年 平成元年)の「社員のひろば」第4号に、加藤馨会長(当時)が「提言 生産性の向上について」という原稿を寄せています。 1989年という時期を振り返りましょう。1982年3月に、当時の加藤修一専務に社長の座を譲り、加藤馨氏は会長…
加藤馨氏の真実を見極める力 会社の歴史

加藤馨氏の真実を見極める力

あけましておめでとうございます。加藤馨経営研究所も今週仕事始めとなりました。2021年もコロナ禍はなかなか収まる兆しが見えず、不確実性の高い状況が続いていますが、当研究所では、どんな状況でもぶれることない「がんばらない経営」の考え方を研究し、伝えていきたいと考えております。どうぞ今後ともよろしくお願…
がんばらない=能率を上げる 経営戦略

がんばらない=能率を上げる

今流通企業で働いている人が、加藤馨氏の経営思想、創業精神を知ろうとしても、ケーズデンキの古い社内報のほかには、ほんの一部の新聞・雑誌記事が残されているのみです。ほかには、加藤馨氏に直接取材したジャーナリストの立石泰則さんが執筆された「戦争体験と経営者」などの書籍、あるいは加藤修一氏の著書や発言で加藤…
バブル崩壊後の深刻な家電不況をどう乗り越えたか? 会社の歴史

バブル崩壊後の深刻な家電不況をどう乗り越えたか?

私がかつて編集長を務めていた「IT&家電ビジネス」の前身である「家電ビジネス」の古い記事、1992年(平成4年)8月号の特集記事があります。バブル崩壊により消費マインドが冷え込み、家電業界も深刻な販売不振に陥りました。その頃の記事です。「特別企画 家電不況――いま、何をすべきか “甘えの構造…
昭和33年の加藤電機商会に見る「がんばらない経営」の原点 創業期

昭和33年の加藤電機商会に見る「がんばらない経営」の原点

「がんばらない経営」の土台を築いた加藤馨氏ですが、加藤馨氏に関する新聞や雑誌の記事はあまり残っていません。昭和22(1947)年3月に茨城県水戸市元台町の借家にラジオ受信機を主体とする販売・修理業を開店。昭和48(1973)年に息子の加藤修一氏(当時専務)に社長を譲りました。その後、平成7(1995…
事務所の随所に見える合理性 活動報告

事務所の随所に見える合理性

「加藤馨経営研究所について」に記したように、加藤馨経営研究所の事務所は、かつてのケーズデンキの柳町本店であり、創業者の加藤馨氏が引退後も事務所として過ごしていた場所です。3階建て建物の1階には、ケーズホールディングスの監査室が入っていますが、本社の人が訪れることはほとんどありません。 加藤馨氏が、カ…
社員のためになるようにすれば会社は成長する 会社の歴史

社員のためになるようにすれば会社は成長する

カトーデンキがNEBA(日本電気大型店協会)に加盟したのは1980年。NEBAが発足したのは1972年ですが、当時のカトーデンキの年商は2億円前後。水戸市城南2丁目に「駅南店」を開店し、チェーン展開を始めたものの、NEBA加盟条件である年商10億円以上をクリアできていないため、声がかかりませんでした…