連載企画スタートしました
加藤馨氏が創業して以来、経営のバトンを引き継いだ加藤修一氏まで64期連続増収を達成したケーズデンキ。厳しい競争環境、そして不況などを乗り越え、着実に会社を成長させてきた経営思想こそが「がんばらない経営」です。戦後ラジオの販売・修理を行う「加藤電機商会」を開業した加藤馨氏は、会長に退いた1982年9月期には年商25億円超まで育て上げました。そして、社長を引き継いだ加藤修一氏は、2011年6月まで社長を務め年商6500億円超(2011年3月期)という、国内家電量販企業大手へと会社を成長させました。
「がんばらない経営」について知ることができる書籍としては、加藤修一氏の著作『すべては社員のために「がんばらない経営」』(かんき出版)のほか、ジャーナリスト立石泰則氏の著書『「がんばらない」経営 不況下でも増収増益を続けるケーズデンキの秘密」』(草思社)などがあります。ちなみに、立石泰則氏は著書『戦争体験と経営者』(岩波新書)の中で、ケーズデンキ創業者の加藤馨氏を取り上げ、その生い立ち、戦争体験、さらには戦後の経営者としての姿に迫っています。加藤馨氏について詳しく触れている数少ない書籍です。
これらの書籍だけでなく、加藤修一氏に「がんばらない経営」、そしてこれまでの経営における様々な経験について、語っていただくインタビュー連載企画を、当研究所はスタートしました。
家電流通にかかわる方に限らず、幅広い会社経営者の方々、様々な組織のマネジメント層の方にとって役立つ「考え方」「経営判断」を紹介していければと考えております。記事は、上記リンク先の連載企画ページに毎週1本配信していく予定です。今後の掲載予定を一応掲載してはおりますが、話の内容によって掲載順序や掲載内容は柔軟に変更していく予定でおります。興味のあるテーマや、このような事について加藤修一氏の話を聞きたい、などご要望がございましたら、問い合わせページから遠慮なくお送りください。
今後ともよろしくお願いします。